国立大学法人 岡山大学

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「岡山リビングラボ」オープンイノベーションプログラム(O2IP)第26回 ~遺伝子検査を活用したこれからの予防医療サービスを考える~

【日時】2024年2月20日(火)14:00~16:30

【開催形式】オフラインとオンラインの併用

【オフライン会場】ももたろうスタートアップカフェ(岡山市北区駅前町1-8-18 ICOTNICOT 2階 Wonder Wall)

【オープンイノベーションプログラムの概要】
 地域内外の企業、自治体や大学の関係者、地域住民など多様な参加者が地域の課題解決にむけたテーマについて自由に討議し、革新的なサービス・商品のアイデア等を創出することを目指します。
 検討テーマを提示する共催団体にとっては、イノベーションに必要となるユニークなアイデアや技術を持った企業や研究者の探索・発見に役立ちます。一方、プログラムに参加する地元企業や研究者、学生、地域住民などの方々にとっては、大手企業や自治体等のイノベーションや課題解決に向けた取り組みの一環を知ることができるだけでなく、共催団体と連携しながら、お持ちの技術や研究シーズ、課題認識等を新たなサービス・商品として具体化し全国展開するチャンスが生まれます。

【今回の検討テーマについて】
 近年、ゲノム医科学研究の目覚ましい進歩により、病気と遺伝情報のかかわりが急速に明らかにされつつあります。遺伝学的検査は、特定の染色体や遺伝子における変異の有無を確認するものですが、最近は「将来の疾患リスク」や、「自分の体質」についての診断など、予防医学を前提としたものにまでその役割が拡大しています。
 多くの病気は「遺伝要因」よりも生活習慣などの「環境要因」が大きく影響しているといわれています。健康診断や人間ドックで得られる「今の健康状態」に加え、遺伝子検査で得られる結果に基づいて生活習慣を改善することにより、将来の疾患リスクに対処することも可能になるのです。
 今回共催いただくNTTライフサイエンス株式会社は、遺伝子検査サービス「Genovision Dock®」を提供しています。NTTグループの子会社である同社ではNTTが長年培ってきた「ビッグデータ解析」、「AI技術」、「セキュリティ」等の技術とヘルスケアデータ(ゲノム、健診、行動等)を組み合わせることで個別最適化された行動変容支援サービスの構築が可能であると考えました。
 今回の岡山リビングラボのワークショップでは、NTTライフサイエンスが遺伝子検査サービスの概要について説明を行います。そのうえで、遺伝子検査を通じて得られる各種データとヘルスケア分野や異分野のデータ、サービス・機器等を掛け合わせることで、どのような予防医療サービス・製品、あるいはヘルスケア以外のサービス・製品のアイデアが考えうるか、参加者全員で検討します。アイデア検討に際しては、参加者の皆様がお持ちの知見やリソースを組み合わせるなど、自由に発想し検討いただきたいと存じます。多様な関係者との連携を通じて革新的なサービス・商品を創出したいと思われている企業の方をはじめ、テーマに関心を持たれる大学生、高校生、地域住民、自治体関係者等、様々な方々のご参加をお待ちしております。

【対象者】
テーマに関心をお持ちの方であれば、どなたでも参加可能です。ただし、オンライン(ZOOM)参加の場合、当日オンライン接続可能な端末(可能であればスマートフォンよりもパソコン、タブレット)をご自身でご用意いただける方に限られます。申込多数の場合は先着100人(オフライン会場20人、オンライン会場80人)に限らせていただきます。

【申込方法】
Google Formにアクセスし、申し込みを行ってください(申込締切:2024年2月19日(月)12:00)。

【次第】
① 趣旨説明、オリエンテーション(5分)
② テーマに関する共催団体プレゼン(20~30分)
③ 事業アイデアの検討方法に関する説明(5分)
④ 事業アイデアについての参加者グループディスカッション(80分)
⑤ 事業アイデアのグループ発表・講評(30~40分)

【プレゼンター】※敬称略
NTTライフサイエンス株式会社 プレシジョンサービス部 ビジネス開発担当 岩谷一隆

【主催】
岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科(岡山リビングラボ)、おかやまスタートアップ支援拠点運営委員会(ももスタ)

【共催】
NTTライフサイエンス株式会社

(留意事項)
※今回のプログラムにおける事業アイデア(知的財産権)については、NTTライフサイエンス株式会社において検討中の事業アイデアを除き、参加者全員に帰属します。ただし、今後の事業化に際しては、関係者間で必要な契約等を締結することを想定しています。

添付ファイル

NTTlifescience.jpg

本件担当

学術研究院ヘルスシステム統合科学学域
特任准教授 志水武史
e-mail: shimizu.takeshi◎okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。