第40回RIDCマンスリー研究セミナー「埴輪生産からみた古墳の築造プロセスと労働量」
日本列島の各地で大小さまざまな古墳が築かれた古墳時代は、古墳の規模や形態差を通じて有力者相互の政治的関係性が示された時代でした。とりわけ、最大規模を誇る大阪府・大仙陵古墳は約15年の築造期間が試算されるなど、巨大前方後円墳の造営には質・量ともに膨大なエネルギーが投下されたとみられます。こうした古墳の造営はどのような手順で進められたのでしょうか。あるいは、近隣に所在する中小型古墳との労力格差や築造順序差はどれほどのものだったのでしょうか。
本発表では、王権中枢勢力の奥都城とみられる大阪府・古市古墳群や百舌鳥古墳群の埴輪を対象に、①古墳の造営手順の復元、②労力試算を試みます。そして、5世紀における巨大前方後円墳築造の特質や大型古墳と中小型古墳の間の築造格差について具体的に検討します。
【日時】2024年12月25日(水)12:00~13:00
【開催方法】オンライン(ご参加いただくにはZoomのご利用が必要になります)
【対象】どなたでもご参加いただけます
【スピーカー】大阪大学人文学研究科 助教 木村 理
【参加費】無料
【主催】岡山大学 文明動態学研究所
【申し込み先】こちらからお申し込みください。
【申し込み締め切り】12月24日(火)12:00
【過去のセミナーのYouTube動画】こちらからご覧ください。
添付ファイル
本件担当
岡山大学 文明動態学研究所
Email:ridc◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。