岡山大学 農学部

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第5回金光功労賞授賞式、第2回金光奨励賞授賞式を開催

2022年11月01日

 岡山大学ホームカミングデイ2022の行事の一環として、10月22日に金光功労賞授賞式、金光奨励賞授賞式を創立五十周年記念館金光ホールにて執り行いました。
 今回で第5回となる金光功労賞は、本学異分野基礎科学研究所の沈建仁教授が受賞しました。沈教授は光合成、植物生理学を専門とし、「光合成における水分解反応及び光エネルギー高効率利用機構の解明」で、これまで数々の権威ある賞を受けており、その業績で岡山大学の世界におけるプレゼンス向上に大きく貢献し、また、その業績は人工光合成などによる人類のエネルギー問題解決へつながる可能性もあることから、本学及び社会への顕著な功績があると認められました。
 また、今回で第2回となる金光奨励賞は本学教職員を対象に昨年度に新たに設けられた顕彰制度で、今回は1人と2団体が受賞しました。
 受賞した学術研究院環境生命科学学域の赤木剛士研究教授は、100年以上も未解明であった「植物の性別」を決定する遺伝子を世界で初めて発見するとともに、植物における性の進化過程の全容を解明し、作物の性の人為的な制御法を開発するなど、若手研究者として世界をリードする業績をあげたことが評価されました。
 また、団体として受賞した新型コロナウイルスワクチン大学拠点接種プロジェクトチームは、新型コロナウイルス感染症が拡大し、ワクチンの接種率が全国的に伸び悩む中、岡山県下の大規模接種会場と並ぶ規模の大学拠点接種会場を開設し、新型コロナウイルスワクチン接種を本学学生や職員はもとより、他大学等の学生や企業の方々へも積極的に行い、ワクチン接種率向上と重症化リスクの軽減に貢献したことが評価されました。
 同じく団体として受賞した総務・企画部広報課は、広報誌やホームページ、新聞広告に加えて、岡山大学公式SNSも活用して、SDGsを前面に押し出した大学のブランディングに貢献していることが評価されました。
 受賞者には槇野博史学長から表彰状および顕彰金目録が授与され、本顕彰事業を創設するための基金を提供された故金光富男氏への謝辞と受賞者へのお祝いの言葉が述べられました。また、小長啓一岡山大学Alumni(全学同窓会)会長からは、金光富男氏が寄付を通じて岡山大学の充実と発展に貢献したいとのご遺志を持たれていたことを披露されると共に、受賞者に対して祝辞が述べられました。
 授賞式後には、「光合成における水分解・酸素発生反応の分子機構」と題して、沈教授による「金光功労賞」受賞記念講演が行われ、聴衆は最先端の研究内容に興味深く耳を傾けていました。

※「金光功労賞」は、篤志家の故金光富男氏(本学2期卒業生・本学名誉会員)のご厚志によるご寄付に基づき、本学や社会に貢献し、顕著な功績や善行のあった同窓生および教職員(退職者を含む)を対象に選考を行い、顕彰するものです。
 同じく「金光奨励賞」は、本学や社会に貢献し、顕著な研究成果等を上げた同窓生又は教職員、他の教職員の模範となるような実践により特に顕著な成果を上げた同窓生又は教職員(いずれも団体を含む)を対象とし顕彰するものです。

【本件問い合わせ先】
総務・企画部総務課
学都基金室
TEL:086-251-7009

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