岡山大学 環境理工学部 環境デザイン工学科

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JABEEプログラム

学習・教育到達目標

環境デザイン工学科の学習・教育到達目標とJABEE基準(2012年版)1(2)の(a)~(i)との対応

【平成24年以前入学】

(◎:主体的に含んでいる場合,○:付随的に含んでいる場合)

平成24年以前入学

《環境デザイン工学科 学習・教育到達目標(平成24年以前入学)》

(A) 基本理念と関連分野

環境工学およびその関連分野における基本的概念,技術者としての視点および倫理観を身につけるため,A-1からA-3の各分野における知識と応用能力を修得する。
A-1 社会基盤環境分野
A-2 環境システム分野
A-3 技術者倫理と人文社会科学の素養

(B) 基礎知識

環境工学の基盤となる基礎知識,およびその発展的な適用能力を身につける。
B-1 数学,物理学などを中心とする自然科学の素養
B-2 修得した基礎知識を応用発展させる能力

(C) 問題認識

地球規模から都市・地域に至る様々な環境問題を認識・設定し,速やかに対応できる能力を身につける。
C-1 環境問題を認識し,テーマ設定できる能力
C-2 環境工学の専門知識を用いた個別問題への具体的な対応能力

(D) 情報収集

環境工学分野における説明責任を果たせる技術者としての情報収集・分析・評価・発表能力を身につける。
D-1 環境工学の専門知識を用いて,環境問題を解決するための情報を収集し,分析する能力
D-2 情報の収集および分析を通じて得られた成果を発表し,交流できる能力

(E) 地域・国際対応

複雑・多様化する環境問題を解決するため,地域・国際的(グローカル)な対応能力と自主的学習能力を身につける。
E-1 地域との連携を通じて,環境問題を解決できる能力
E-2 地球規模での環境問題の解決に向けて,国際的に適応・活躍していける能力

環境デザイン工学科の学習・教育到達目標とJABEE基準(2012年版)1(2)の(a)~(i)との対応

【平成25年以降入学】

(◎:主体的に含んでいる場合,○:付随的に含んでいる場合)

平成25年以降入学

《環境デザイン工学科 学習・教育到達目標(平成25年以降入学)》

(A) 技術者倫理と教養 【教養1】

人間社会と自然界の調和などの多様な問題に対して関心を持つとともに,豊かな人間性や責任感,教養を有し,技術者としての倫理観を身につけている。

(B) 数学・自然科学の基礎力 【教養2】

自然科学の知識とそれらを応用できる能力を獲得し,論理的思考力・判断力を身につけている。

(C) 環境工学及び土木工学分野の基礎力 【専門性1】

環境および土木工学分野に関する広範な専門知識・技術などを身につけ,それによって多面的な観点から人間社会の発展に取り組むことができる。

(D) 問題を発見し,課題を設定する能力 【専門性2】

幅広い視点から持続可能な社会の形成における問題を客観的に発見し,その解決のための課題を的確に設定できる。

(E) 検討・分析し結論を導く能力 【情報力】

設定した課題に対して,適切な情報を収集し,それを用いて検討・分析するとともに,的確な結論を導くことができる判断能力を身につけている。

(F) コミュニケーション・説明能力【行動力1】

自らの考えを他者に対して適切に伝えることができるとともに,他者の意見を真摯に聞くことにより積極的な関係を構築できる。

(G) 計画性・実行能力【行動力2】

主体的・計画的に責任を持ってプロジェクトを遂行できるとともに,グループにおいて,リーダーシップを発揮して全体を統率できる。

(H) 知的好奇心・向上心に基づく継続的学習能力【自己実現力】

知的好奇心・向上心をはぐくみ,それに基づき,生涯にわたって自主的・継続的に新たな知識・能力の獲得にとりくみ,自己の成長を追求できる。

《環境デザイン工学科 学習・教育到達目標》
旧目標(平成24年以前入学)⇔ 新目標(平成25年以降入学)対応表

(●:単一対応,■:複数対応)

旧目標(平成24年以前入学)⇔ 新目標(平成25年以降入学)対応表

旧目標(平成24年以前入学)⇔ 新目標(平成25年以降入学)対応表

JABEE基準1(2)の知識・能力(a)~(i) 

(a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養

※人類のさまざまな文化,社会と自然に関する知識
※それに基づいて,適切に行動する能力

(b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,及び技術者が社会に対して負っている責任に関する理解

※当該分野の技術が公共の福祉に与える影響の理解
※当該分野の技術が,環境保全と社会の持続ある発展にどのように関与するかの理解
※技術者が持つべき倫理の理解
※上記の理解に基づいて行動する能力

(c) 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力

※当該分野で必要な数学及び自然科学に関する知識
※上記の知識を組み合わせることも含めた応用能力

(d) 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力

【土木及び関連の工学分野】

(1) 応用数学

(2) 自然科学(物理,化学,生物,地学のうち少なくとも1つを含む)

(3) 土木工学の主要分野(土木材料・施工・建設マネジメント/構造工学・地震工学・維持管理工学/地盤工学/水工学/土木計画学・交通工学/土木環境システム)のうち,最低3分野以上を含むこと

【環境工学及び関連のエンジニアリング分野】
応用(工業)数学及び自然科学(物理,化学,生物,地学を主たる内容とする科目を最低2科目)及び土木工学を関連分野として,次に挙げる環境に関する領域の一つ,又はこれらを統合した領域の基礎

(1) 都市環境および環境システムに関わる領域
衛生工学を関連分野として,土木や建築の分野とも接点を有する横断的な領域で,次のような内容やキーワード例を含む。
用排水システム,公衆衛生学,水環境学,大気環境学,環境水質学,環境微生物学,環境生態学,環境リスク論,環境計画,環境システム論,環境影響評価,環境計測,地球環境工学,環境経済,環境教育,廃棄物管理,循環型社会システム,熱環境・エネルギーなど

(2) 社会基盤およびその環境に関わる領域
土木工学を関連分野として,次のような内容やキーワード例を含む領域
環境水理学,水文・水資源,上下水道学,環境材料,応用生態工学,騒音・振動,景観工学,河川環境,沿岸・海洋環境,建設環境,交通環境システムなど
ただし,都市環境および環境システムに関わる領域と重複する内容やキーワードは除く。

(e) 種々の科学,技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力

※解決すべき問題を認識する能力
※公共の福祉,環境保全,経済性などの考慮すべき制約条件を特定する能力
※解決すべき課題を論理的に特定,整理,分析する能力
※課題の解決に必要な,数学,自然科学,該当する分野の科学技術に関する系統的知識を適用し,種々の制約条件を考慮して解決に向けた具体的な方針を立案する能力
※立案した方針に従って,実際に問題を解決する能力

(f) 論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力

※情報や意見を他者に伝える能力
※他者の発信した情報や意見を理解する能力
※英語等の外国語を用いて,情報や意見をやり取りするための能力

(g) 自主的,継続的に学習する能力

※将来にわたり技術者として活躍していくための継続的研鑚の必要性の理解
※必要な情報や知識を獲得する能力

(h) 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力

※時間,費用を含む与えられた制約下で計画的に仕事を進める能力
※計画の進捗を把握し,必要に応じて計画を修正する能力

(i) チームで仕事をするための能力

※他者と協働する際に,自己のなすべき行動を的確に判断し,実行する能力
※他者と協働する際に,他者のとるべき行動を判断し,適切に働きかける能力

教育手段

学生の受け入れ方法については,大学本部および学部等の定める規定により開示されている。
また,学生の教育方法はカリキュラムおよびシラバスが大学のWEB上において開示されている。

教育環境

学習・教育目標を達成するのに必要な施設・設備を整備し,維持・運用している。また、学生の利益となる情報はすべて平等にホームページで閲覧できる整備がなされている。さらに,就職活動および学生相談に関しては特別な配慮がなされる体制がひかれている。

学習・教育目標の達成

環境デザイン工学科では学習・教育目標達成度の評価について,以下の取り組みを行っています。

<1>個々の科目に対する達成度の評価方法と評価基準

○シラバスに忠実に即した合否判定 ○講義終了時の自己達成度評価の実施

<2>編入生・転学部生・転学科生等の単位認定

○各専門科目の担当教官による面接・口頭試問の実施
○全教官の承認による単位認定システムの導入

<3>学習・教育目標に対する達成度の総合的な評価方法と評価基準

○必修および選択必修の履修により,すべての学習・教育目標が達成できるカリキュラム編成
○総合的な学力を判定するための,学力レベル判定試験を卒業要件として導入
○卒論公聴会への外部審査員の導入 ○卒業生アンケート結果のカリキュラムへの反映
○技術士,土木学会2級技術者資格,各種公務員の受験を学生に奨励

<4>修了生全員が学習・教育目標を達成していることの証明

○卒業要件を満たせば,自動的に学習・教育目標を達成できるカリキュラム編成

教育点検システム

環境デザイン工学科では下図のようなシステムにより,学習・教育目標の達成度の評価に基づいた教育内容の点検と継続的な改善を行っています。教育の点検システムは教員の自己評価だけでなく,社会の要求や学生の要望にも配慮した仕組みを有しています。

教育点検システム(新)

組織

環境デザイン工学科では上図の教育点検システムを下記の組織に基づいて実施しています。

組織図

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