
Impacts of precipitation modeling on cloud feedback in MIROC6
全球気候モデルにおける降水のモデリング手法と、気候感度・雲フィードバックの関係について定量的に調査しました。
上層雲量を観測よりも過小評価する傾向がある従来の降水診断型のパラメタリゼーションでは、将来の温暖化時に上層雲が高高度化することによる温室効果の増幅も過小に表現する傾向があることがわかりました。
上層雲量の過小評価は国内外の多くの気候モデルでも確認されている共通の問題であることを考えると、このバイアスは正の雲フィードバックおよびを気候感度を過小評価している可能性が高いことを意味する結果です。
道端は、降水スキームの高度化を担当しました。