運営委員長 挨拶


  岡山大学医学部共同実験室は、本学が創立された昭和24年に発足しました。共同利用機器として電子顕微鏡からスタートしましたが、現在では、第1〜第4の4つの分室からなります。それぞれ、電子顕微鏡・共焦点レーザー顕微鏡等形態学研究、質量分析など高分子化学解析、FACSなど細胞分子生物学解析、そしてがんゲノム研究の中核となるバイオバンクを担っています。また、研究発表を支援するフォトセンターや各種研究技術受託サービスも備えており、トータルな医学研究活動を支えてきました。
 先端的研究機器でありかつ、共通機器として広いユーザーの使用に耐えるような機器の導入と整備、利用サポートに務めています。専任職員13名(非常勤職員6名)は、それぞれ各種機器の専門知識を有しており、初めての利用者が先端機器を短時間で使いこなせるように利便をはかっています。
 現在、年間使用者数約 8,000名(内 学外利用者数 600名)を数えており、研究者の皆様のニーズを捉え効率的に利用されています。今後一層、医学部、医療系キャンパス、本学全体の医学系研究の活性化と支援に努めて参ります。皆様の本共同実験室のご利用、ならびに機器使用等に関して忌憚のないご意見を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 なお、共同実験室機器利用により研究成果発表される折には、使用機器名と”Central Research Laboratory Okayama University Medical School”を明記くださるよう、宜しくお願いいたします。

 

令和元年7月
大内 淑代