岡山大学では、平成15年度に文部科学省21世紀COEプログラム「循環型社会への戦略的廃棄物マネジメント」が採択され、大学院環境学研究科において、廃棄物マネジメントに関連する学問分野を体系化した「循環型社会形成学」の構築を行うとともに、廃棄物マネジメントに関する高度な専門知識を備えた研究人材の養成を行いました。

 また、平成17年度文部科学省「魅力ある大学院教育」イニシアティブとして、「『いのち』をまもる環境学教育」が採択され、海外フィールド演習、国連機関インターンシップ等の導入を通じて、国際機関等で活躍できる環境専門家の養成プログラムを構築しました。

 さらに、平成19年度には、文部科学省特別教育研究経費(連携融合事業)として「地域発信型による国際環境専門家の育成プログラム−ユネスコチェアを活用したESDの国際拠点形成プログラム−」が採択され、平成19年4月にユネスコから認可を受けた「持続可能な開発のための教育と研究に関するUNITWIN/UNESCOChairプログラム」(岡山大学ユネスコチェア)を基盤として、ESD実践事業を進めています。

 本プログラムでは、大学院環境学研究科がこれまでに培ってきた教育基盤を生かして、「循環型社会形成学」と「持続発展教育(ESD)」を融合させ、アジア諸国における循環型社会形成期に中心となって活躍できる人材を養成します。

大学院環境学研究科における教育研究拠点形成事業の経緯