岡山大学では、総合的、複合的、そして学際的な学問分野である「環境学」の特徴を見据え、2005年4月に「文理医融合」の理念に基づく大学院環境学研究科をスタートさせました。 21世紀はアジアの時代と言われ、中国、インドをはじめとするアジア諸国の経済発展は目覚しいものがあります。その一方で、アジア地域に起因する環境負荷が増大しており、今後地球環境を保全していくためには、アジア諸国が20世紀型の大量生産・大量消費・大量廃棄型社会から脱却して、持続可能な循環型社会を構築していくことが急務となっています。
本プログラムでは、文部科学省21世紀COEプログラム「循環型社会への戦略的廃棄物マネジメント」(2003〜2007年度)、文部科学省「魅力ある大学院教育」イニシアティブ「『いのち』をまもる環境学教育」(2005〜2006年度)及び2007年4月にユネスコから認可を受けた「持続可能な開発のための教育と研究に関するUNITWIN/UNESCO
Chairプログラム」(岡山大学ユネスコチェア)等の事業を通じて、環境学研究科がこれまでに培ってきた教育基盤を生かして「循環型社会形成学」と「持続発展教育(ESD)」を融合させ、アジア諸国における循環型社会形成期に中心となって活躍できる人材を養成します。 |