DEPARTMENT OF ORAL REHABILITATION AND REGENERATIVE MEDICINE  
 

Department of Oral Rehabilitation and Regenerative Medicine, Okayama University Graduate School of Medicine, Dentistry, and Pharmaceutical Sciences

お問い合わせ ContactEnglish同門会 Alumnusサイトマップ Site map
 
     
 
 


「インプラントでお困りの方へ」

インプラントでお困りの皆さまへ

●しっかりかめると思い,インプラントを入れたけれど・・・
●インプラントの周囲から,膿がでたり,悪臭がする・・・
●インプラントが入った当初は良かったけれど,今は咬めないインプラントがあるんだけど・・・
●インプラント以外の歯が抜けて,インプラントだけ口の中に残っているんだけど・・・
●寝たきりになり,口腔ケアがしっかりと行き届かなくなったけれど,インプラントはどうすれば・・・


インプラントは,ブリッジ,入れ歯などと共に,非常に有用な欠損補綴治療法の一つです.

咀嚼機能の回復,審美(見た目)の回復,義歯安定のための土台など,その用途,機能は様々です.きちんとした治療計画のもとで埋入され,メインテナンスが行き届いているインプラントは天然歯と比較しても遜色ありません.

しかし,インプラントが全ての口腔内で良好に機能しているとは,言い難い現状があります.
インプラントが機能していない,または,口腔内で害になっている場合として,以下のケースが挙げられます.

●インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)になり,膿や痛みが出たり,グラグラしている.
●インプラントはしっかりしているけれど,咬み合わせの歯や,両隣の歯がダメになっている.
●インプラントの埋入位置が悪く,舌や頬にあたって違和感が強い,痛みが出る.
●体が元気なころは良かったけれど,寝たきりになってからは,インプラントが原因で汚れが溜まったり,歯ぐきを傷つける
.

インプラントが欠損補綴治療の割合を多く占めてきている昨今,このような声を耳にする機会も増えてきています.
これらの場合,インプラントの除去も視野に入れた治療が必要です.

多くのインプラントは,下の図に示すような構造で,骨の中のインプラント体から,歯まで繋がっています.


<画像は”最新歯科衛生士教本歯科補綴 医歯薬出版”より抜粋>

○インプラント周囲炎が軽度の場合は,クリーニングを行うことで症状の軽減が図れます.
○インプラント周囲炎が重度の場合,インプラント体を除去する可能性が高いです.
○インプラント体の位置が悪い場合,アバットメントを工夫することで上部構造を違和感ない範囲で作り変える事が出来ますが,インプラントを除去する可能性もあります.
○インプラント体自体に問題が無く,上部構造,アバットメントが問題になっている場合は,上部構造,アバットメントを外し(除去し)インプラント体には蓋(ヒーリングアバットメント)を装着し清掃性や異物感の改善を図る方法もあります
.


まずは,口腔内の診査が必要です.インプラントでお困りの方は一度ご相談下さればと思います.
岡山大学病院インプラント専門外来を受信希望の方,のバナーをご参照ください.

 

大学ホーム