JyAM's BSD: NetBSD-1.3 System on AT Installation, Leg #10


10th Leg. sshの導入

WebサーヴァへのリモートログインにSshを使用することにした.Sshを導入すれば

が可能になる.rsh, rlogin, rcpを置き換えるソフトウェアである.

に置き換えて使用すること.

■ sshの導入

● ssh-2.0.9.tar.gzを展開する.

● ./configureを実行する.

● gmakeを実行する.

suでgmake installを実行する./etc/rc.localにコメント文としてsshd(sshデモン) の起動スクリプトが追加されるので,行頭の#を削除したのちrebootする.

GNU/Linuxの場合は/etc/rc.localにsshdの起動スクリプトを追加する.

Sshクライアントアプリケイションは/usr/local/binに, Sshサーヴァアプリケイションは/usr/local/sbinにインストールされる. Sshをインストールしたサーヴァの公開/秘密キーファイルや設定ファイルは /etc/ssh2にインストールされる.

● 接続先の公開キーを入手する.

ssh aaa.bbb.ccc-u.ac.jp
ssh_blob_read:file $Home/.ssh2/hostkeys/key_22_aaa.bbb.ccc-u.ac.jp.pub does not exist
Accepting host aaa.bbb.ccc-u.ac.jp key without checking
user's passwd:《通常使用しているpasswordを入力》

~/.ssh2/hostkeys/にsshdの走っているマシンの公開キーが得られる.

● ユーザキーを作成する.

ssh_keygen
《パスフレイズを入力する》

~/.ssh2にid_dsa_1024_a (秘密キー)とid_dsa_1024_a.pub (公開キー)が作成される.


● ~/.ssh2/identificationを作成する

# identification
IdKey id_dsa_1024_a

~/.ssh2/id_dsa_1024_aを自分の秘密キーとして使用する設定. sshクライアントを実行するマシンの~/.ssh2にのみ置いておく.

● ~/.ssh2/authentificationを作成する

# authentification
Key id_dsa_1024_a.pub

~/.ssh2/id_dsa_1024_a.pubを自分の公開キーとして使用する設定. sshクライアントを使ってリモートログインしたいマシンの~/.ssh2に置いておく.

● sshでログインする

ssh aaa.bbb.ccc-u.ac.jp
Passphrase for key....:《パスフレイズを入力する》

失敗した場合,通常のパスワードによる認証に切り替わる. その場合でも通信は暗号化されているのでtelnetクライアント/サーヴァによる通信より安全である.

● telnetdを落とす.

vi /etc/inetd.conf
telnet, shell, loginの項目をコメントアウトし,rebootする.

通常のTelnetクライアントではログインが不可能になる.


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