JyAM's PC: TurboLinux 3.0 Installation.
このマシン、+6,000円で不足の部品を追加し、
Windows95マシンとして他人の手に渡りました(2001/06/27)。
中古部品をかき集めてDiamondのBackup Serverを作製した.
「いまどきPentium-120MHz?」とか「そんなしょぼいマシン,なんの役に立つの?」とか言われ放題だが,
かえってそれが快感な(<--病気か(^^;)システムである.
それにちゃんとWeb Serverとして機能している;-) 常夜灯に100Wは不要:-)
1. システム構成
今回のシステムには,ほとんどお金をかけなかった.
- M/B: ABIT PR5 (ただでいただいた)
- CPU: Pentium-120MHz (CPU Coolerつきで余っていた)
- Memory: 4MBx2 (ただでいただいた)
- VGA: ViRAGE (ただでいただいた)
- HDD: Quantum 1.2GB (中古で3,000円)
- NIC: ISA (ただでいただいた)
- Keyboard: AT 101US (余っていた)
- Case: ミニタワー型 (ただでいただいた)
- OS: TurboLinux 日本語版 3.0 (生協のワゴンセールで300円)
FDDとCD-ROM Driveは借り物で,OSをインストールしてNetworkに接続した時点で返却した.
CPU Coolerの電源プラグがM/Bのソケットと合わなかったのではんだづけで工作した.
他のパーツはともかく,メインメモリはOSがまともに動くかどうか不安な容量だった(^^;
しかしちゃんと動いている.おそるべしLinux.
2. TurboLinuxのインストール
今回のインストールには,ほとんど手間をかけなかった:-)
OSとして採用したのはTurboLinux Japanが発売しているTurboLinux 日本語版 3.0.
メインメモリが8MBでは他にまともに動くのはPC-DOSぐらい.
- NICのIO Addressを0x300Hに,IRQを3に設定しておく
(DOSディスクで立ち上げてNICに付属のユーティリティを実行)
- 1.1GB (Linux FS) + 0.1GB (Linux SWAP)でパーティショニング
- 「開発ワークステーション」でインストール.約670MB必要.
- Xのインストールを途中でキャンセル
- DNS, E-mail, AppleTalk Server, NFS, RPC, Samba等の余分なサーヴイスを外す
以上で終了.約2時間の作業であった.
3. NICを認識させる
ところが再起動後にNIC(Network Interface Card,ネットワークカード)を認識しない.
ISAタイプなのでkernelが自動コンフィギュレイションできないようだ.
そこで/etc/conf.modulesディレクトリにあるoptions.eth0を修正.
alias eth0 ne
options ne io=0x300 irq=3 <-- この行を追加
|
再起動するとNICを認識した.
なおTurboLinuxのネットワーク関連の設定は/etc/sysconfig/networkにあるようだ.
4. 余計なサーヴィスを落とす
Internetに直接接続しているマシンはクラッキングの危険に常にさらされているので余計なサーヴィスを落とす.
インストール時に落とせなかった
- telnet, finger, gohper
- POP3, IMAP4
などを,/etcc/inetd.confを修正して落とす.
これで基本的にftp, httpdおよびsshdのみのサーヴァである;-)
5. 接続試験
Web BrowserでApacheの起動をチェック,OK.Nifty Telnet SSHでLogin,OK.NCSA Telnetでftp接続,OK.
正常に動作しているようだ.
6. まとめ
まだ運用を開始したばかりなので評価はこれからであるが,
メインメモリが8MBなのであまり期待していない.
予算の都合がついたら64MBぐらいに増やしたい.
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