JyAM's BSD: NetBSD-1.5 System on AT Installation, Abstract.


■ NetBSD-1.5の特徴

1. Berkeley Software Division (BSD)直系のOS

2. 移植性の高い内部設計

AT互換機のみをターゲットとしているFreeBSDとは好対照。 サポートを表明しているアーキテクチャーは,DECAlpha, Motorola 68k (Amiga, Atari, Mac, MVME, Sharp, Sun3), PowerPC, Intel, DEC VAX, Acorn RISC, MIPS (Sony NEWS, DECstation). これらすべてがシングルソースツリーというのが良い. ただし物理メディアでの配布パッケージの入手は難しい.

■ 他のFree Unixについて

GNU/LinuxやFreeBSDがあるが,それぞれが特徴を持っており、 用途に合わせて選択すべき.

1. GNU/Linux -- Unix入門用

GNU/LinuxはFree Software Foundationが開発しているUnix互換アプリケイションとUnix互換Kernelを組み合わせたシステム.インストール,アプリの追加が簡単. Linux KernelはAT互換機においてサポートしているパーツが多い. OpenOffice.orgやMathematica,ORACLE8, Informixなどの業務アプリが乗っている. 大手コンピュータベンダもサポートを表明している. OSの配布パッケージが非常に多く存在しており, またそれぞれが特徴を持っているので選択が大変. ユーザが多いのはRed Hat Linux, VINE Linuxなど. 物理メディアでの配布パッケージの入手が容易.

2. FreeBSD -- ISP Server用

4.4BSD-Lite直系.packageシステムによるバイナリ配付, そして多くのOSに対するバイナリエミュレイションを装備しているため, 利用できるアプリケイションの数が多い(10,000ぐらい). AT互換機をメインターゲットアーキテクチャに設定してる. ISPでFTP, mail, WebサーヴァなどのOSとして採用されることが多い. 物理メディアでの配布パッケージは普通に入手できる.


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