JyAM's PC: Attention around making WWW pages.

◆ World Wide Webで提供するペイジを作成する時の注意点

World Wide Webシステム(以下Web)を利用して情報発信を行う場合は次の点に注意すること．

1. Internetを経由した情報発信である点に注意

• デイターは7bits単位で作成すること．

  Internetは全回線が8bits単位で構成されたデイターの転送を保証していない． 7bits単位でしか転送できない回線を経由した場合， 8bits単位で構成されたデイターは情報の一部を失う． accent記号を含む文字などはHTMLを使 用して記述すること． いわゆる「半角かな」は使用してはならない． 日本語の文章は7bits単位で構成されているJISコード体系で記述すること．

• 各ペイジを構成しているデイター，特に画像デイターは可能な限りその容量を削ること．

  Internetを利用するにあたっては， 経由するデイターの総量を減量し，回線の品質を保つ努力が必要とされる． 情報発信者の意図を伝えるために最低限必要な内容のみで情報発信を行うこと．

  Webに置く画像ファイルは， 使用している色数を減らし， 画像フォーマットが備えている圧縮機能を有効に利用した「見本版」とし， 「本物」はFile Transefer Protocol (FTP) 等を使用して提供すること．

  MacOS上で作成したファイルのように， ファイル自体に情報伝達に不必要なデイターが組み込まれている場合は， これも削除すること．

• どのようなWeb閲覧ソフトを使用しても正確に情報が伝わるようにペイジを作成すること．

  特定のWeb閲覧ソフトの特定のバージョンのみで表示可能なペイジを作成してはならない． ブラウザを開発している企業が独自に搭載した機能を利用したペイジを作成してはならない． またPlug-Inソフトを追加しなければ閲覧できないようなペイジの記述やサイトの構成を避けること．

• 不特定多数により閲覧されることを前提に作成すること．

  内容や表現法は充分に吟味すること． あらゆる受信者に対して適切なペイジを作成すること．

• 発信する内容に関しては責任を持つこと．

  情報に対する責任の所在を明らかにするために， ペイジに署名と電子メイル アドレスを記載すること． 提供した情報に対して寄せられる意見に対しては， きちんと対処すること．

Webサイトの構成作業を行う場合， 最も劣った品質の回線でInternetへ接続し， 最も劣った処理能力の計算機で， 最も機能の劣ったWebブラウザを使用すると良い結果が得られるかもしれない．

2. 国立大学からの情報発信である点に注意

• 公的な立場を意識した情報であること．

  国有財産を使って情報発信を行うのであるから， 可能な限り広範囲に公共の福祉に貢献する情報であることが要求される．

• 営利を目的とした情報発信でないこと．

  国立大学からの情報発信者は公務員またはこれに準ずる身分にあると考えられるので， 個人的な利益を目的とすることは法律に抵触する．

これらに反する情報発信は，Internet Service Provider (ISP)と契約して行うこと． その際も各ISPが設けている制限は率先して守ること．

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