SARS患者様(疑い例も含む)の対応(中央検査部において)案
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SARS患者様(疑い例も含む)の検査は、前もって電話等にて連絡をもらう。
検体系検査(生化学・血液・微生物)の対応
1)
ディスポキャップ、N95マスク、ゴーグル、ディスポガウン、ディスポシューズカバー、ディスポ手袋を着用して、検体を取り扱う。
2)
検査後、ゴーグル以外はビニール袋等に入れ、感染性医療廃棄物として捨てる。ゴーグルはアルコール綿にて消毒し、再利用する。
3)
使用した器具は、出来る限りアルコール綿で消毒しておく。
4)
各部屋で可能な限り1人の人が検体受付から、検体処理まで行う。
5)
検査済み検体は、ビニール袋などに入れて他の検体と区別できるようにしておく。
6)
もしも汚染された所があれば、次亜塩素酸またはアルコールにて十分消毒しておく。
7)
検査後は、手洗いを実施する。
検体系検査(緊急検査)の対応
1) ディスポキャップ、N95マスク、ゴーグル、ディスポガウン、ディスポシューズカバー、ディスポ手袋を着用して、検体を取り扱う。
・脱いだものは、全て(ゴーグルを除く)ビニール袋に入れて、次ぎの日に、微生物検査室に持っていき、感染性廃棄物用の「ダンボール箱」に捨てるか、または緊急検査室にも「ダンボール箱」を用意したので、それを組み立てて、それに捨てる。
決して、青や灰色の「プラスチック製ごみ箱」には捨てない事!
・検体は、ビニール袋に入れて、冷蔵庫にしばらく保存しておくか再検などの必要がなければ、これも「感染性廃棄物用ダンボール箱」に捨てる。
3)
使用した器具は、出来る限りアルコール綿で消毒しておく。
4)
もしも汚染された所があれば、次亜塩素酸またはアルコールにて十分消毒しておく。
5)検査後は、手洗いを実施する。
生理系検査の対応
1)
緊急を要しない患者であれば、発症後10日目以降に検査を延期する。
2)
緊急を要する患者であれば、患者さんにN95マスクをしてもらって検査を行う。
3)
使用した器具や汚染された所があれば、次亜塩素酸またはアルコールにて十分消毒しておく。