一般検査室のご紹介

一般検査室で行っている検査は、尿検査(定性・沈渣)、便検査(潜血)が主ですが、髄液や体腔液(胸水・腹水など)の細胞数検査、関節液の結晶検査なども行っています。
尿や便の検査は非侵襲的な検査であり、スクリーニングとして有用です。
一般検査は顕微鏡を使った検査が多くあります。
たとえば、尿検査は自動分析機器で測定していますが、機械では測定できないものや分類できない細胞や成分もたくさんあります。そのような場合は顕微鏡を使って技師の目で検査をしています。
それに加え、精液検査や、人工授精・体外受精などの生殖補助医療にも携わっています。
一般検査室

採尿と採便の方法

尿検査では中間尿を採取してください。

中間尿の採り方
採尿コップをコップの内側に触れないように持って、出始めの尿を少し便器に排出した後、尿を中断せずにそのまま続けて途中からの尿をコップに採ってください。終わりの尿はコップに採らず再び便器に排尿してください。(日本臨床検査標準協議会(JCCLS)より)

中間尿の理由
外尿道や外陰部の雑菌、皮膚の汚れや外陰部に付着した排泄物が混入することを防ぐために、中間尿をお願いしています。

尿定性検査では食事や薬剤の影響で偽陽性・偽陰性となり正しい結果が得られないことがあります。
ビタミンC(アスコルビン酸)ではブドウ糖、ビリルビン、潜血、亜硝酸塩が偽陰性となりますが、このビタミンC(アスコルビン酸)は多くの清涼飲料水に含まれているため注意が必要です。検査前24時間程度は注意してください。

採便方法
採便方法によって正しい結果が得られないことがありますので注意が必要です。
下記の採便方法をよく読んでから採便してください。
採便方法を確認する

中間尿提出用袋

尿定性検査・尿沈渣検査

尿定性検査は、尿試験紙を用いて尿中に含まれる成分を調べる検査です。
尿中の蛋白質、ブドウ糖、潜血、ケトン体、ウロビリノーゲン、ビリルビン、亜硝酸塩、白血球、比重、pHを測定しています。
尿は低侵襲で採取でき、簡便な操作で多項目を同時に測定できることから腎・泌尿器疾患や全身状態のスクリーニング検査として広く利用されています。
尿沈渣検査は尿中にみられる細胞や結晶などの有形成分の種類や量を調べる検査です。
腎・泌尿器疾患のスクリーニングや、治療効果、薬剤の副作用などについて知ることができます。
しかし、尿は食事・運動の影響を受けやすく、採尿方法、長時間の室温での放置により正しい結果が得られなくなる場合があるので注意が必要です。

尿定性検査

便中ヘモグロビン検査

便中ヘモグロビン検査は、下部消化管の潰瘍、腫瘍、炎症、感染症などによる出血を調べる検査です。
消化管疾患における出血や消化吸収障害のスクリーニングとして利用されています。
また大腸癌検診の一時スクリーニング検査としても実施されており、大腸癌による死亡率を下げる役割を担っています。
採便方法によって正しい結果が得られないことがありますので注意が必要です。
上記「採尿と採便の方法」の項をよく読んでから採便してください。

便中ヘモグロビン

穿刺液細胞数検査

穿刺液細胞数検査では、髄液や体腔液(胸水・腹水)CAPD排液などの細胞数・分画の検査をしています。

専用の計算盤を使って顕微鏡で観察することで、細胞数や、単核球(リンパ球・単球など)と多形核球(好中球・好酸球など)の分類を行い、炎症性疾患、感染症、腫瘍の診断や、治療効果の推定をします。

髄液では、髄膜炎、脳炎、クモ膜下出血などで細胞数が高値となり、脳腫瘍、髄膜白血病などでは、異常な細胞が見られることもあります。
また連続携行式腹膜透析(CAPD)患者では、カテ-テルのトンネル感染、出口部感染により腹膜炎発生の可能性があり、排液中の細胞数や出現細胞の構成が参考にされます。

穿刺液細胞数検査

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