抗血小板抗体(血小板結合性IgG), anti platelet antibody(PBlgG : platelet binding immunoglobulin G)

測定法:MPHA

外注会社:SRL

臨床的意義
 抗血小板抗体には自己免疫による自己抗体(ITP,SLE)と輸血,妊娠などによって産生される同種免疫抗体がある。血小板に対する同種抗体には,HLAに特異性を示すものとHPA(血小板抗原系)に特異性を示すものがあり本検査ではHPAに対するIgGを検出する。特発性血小板減少性紫斑病(ITP)におけるPBIgGの陽性率は,約50%でありPAIgGに比べて明らかに低い。

適応疾患: 血小板輸血不応状態、新生児同種免疫血小板減少症、輸血後紫斑病 

基準値: 陰性

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管

検体採取・測定条件
・室温で静置し,完全に血餅を凝固させてから血清分離後,不活化せず凍結保存をする。

関連項目


抗リンパ球抗体

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