抗シトルリン化ペプチド抗体, cyclic citrullinated peptide antibodies
平成24年12月14日より院内実施
臨床的意義
1998年にSchellekensらはフィラグリンの配列からシトルリンを含んだ合成ペプチドに対する抗体の反応を調べ、その抗体がRA 患者血清の76%に存在し、特異度は96%であることを報告しました。
抗CCP 抗体はRAにおける診断効率は87%で、早期RA においても診断効率が82%と極めて高く、初診時に米国リウマチ学会(ACR )のRA分類基準を満たさない関節炎症例でも抗CCP 抗体が陽性であれば、後にRA と診断される可能性があることが報告されています。これらの成績は、抗CCP 抗体とMRI 画像がRA の早期診断に極めて有用であり、RA 早期治療の指針となりうると期待されています。
測定法:CLIA法(平成24年12月14日より
CLEIA法(平成24年4月2日より
平成24年12月13日まで)
EIA法(平成24年3月30日まで)
外注会社:MCM(平成24年12月13日まで)
測定機器:アーキテクトi2000SR(アボット株式会社)
基準値: 4.5U/mL 未満
相関:平成24年12月14日
判定一致率:92.4% |
MESACUP 「CCP」テスト(U/mL) |
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(−) |
4.5以上(+) |
Total |
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4.5以上(+) |
1 |
39 |
40 |
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(−) |
34 |
5 |
39 |
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Total |
35 |
44 |
79 |