抗デスモグレイン1抗体,
測定法:CLEIA法(平成27年2月2日より)
EIA法(平成27年1月30日まで)
外注会社:BML
臨床的意義
天疱瘡は水疱性疾患の代表的なもので、表皮細胞間接着因子であるデスモグレインに対する自己免疫疾患です。疾患概念が確立されている天疱瘡は、尋常性天疱瘡(pemphigus vulgar ; PV)と落葉状天疱瘡(pemphigus foliaceus ; PF)に大別されます。尋常性天疱瘡抗原はデスモグレイン3(Dsg 3)、落葉状天疱瘡抗原はデスモゲレイン1(Dsg 1)と命名されています。この抗原の三次元構造を正しく反映した組換え蛋白を抗原としたEIA 法が開発されました。これにより、血清中の抗デスモグレインIgG 自己抗体を特異的に、かつ高感度に検出することが可能となり、抗体価をモニタリングすることで病勢の客観的評価を可能にしました。
基準値: 20.0 U/mL未満(平成27年2月2日より)
14.0未満(平成27年1月30日まで)
採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管