LEテスト, LE test, lupus erythematosus test
平成21年6月11日より外注BML



臨床的意義
 LE細胞現象は1948年に患者血清 中のLE因子が,細胞膜を障害された細胞に侵入し,核成分と反応することにより始まる。LE因子は7SIgG型の抗核抗体であり,その抗原は核蛋白であるDNAとヒストンの結合物であり,SLEが自己免疫疾患であるという概念が確立した。一方,LE細胞テストは治療により早期に陰性化し,増悪期に再び陽性化するなど,SLEの活動期に陽性率が高いことから,厚生省自己免疫疾患調査研究班によるSLE活動性判定基準の1項目にあげられている。LEテストは仔ウシ胸腺より抽出した核蛋白(DNP)を吸着させたラテックス粒子を用い,血清中の抗DNP抗体を凝集素反応で検出する。SLEでの陽性率は30〜60%でLE細胞に比較して感度は低く,本試験陰性の場合でもSLEの存在を否定できない。

高値疾患: SLE ・Sjogren症候群 ・強皮症 ・関節リウマチ ・ルポイド肝炎 ・薬物誘発性ループス 

測定方法: ラテックス凝集反応

測定試薬: LEラテックステスト(協和薬品)

基準値:     (-)

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管

関連項目

ANA

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