抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体(抗MuSK抗体),anti-muscle specific kinase antibody 

測定法:RIA法

外注会社:LSIM

臨床的意義
重症筋無力症(MG)と推測される疾患で、抗アセチルコリン受容体抗体(抗AchR抗体)が検出されないMG疾患があり、 神経筋接合部に存在するMuSKに対する抗体(抗MuSK抗体)が出現することが明らかにされている. 抗MuSK抗体の測定により、臨床的には典型的な 全身型重症筋無力症症状を呈しながらも、抗AchR抗体が検出されないseronegative MG症例の検出が可能となる. 
抗MuSK抗体 陽性重症筋無力症では臨床的特徴や治療方法が異なることや、抗MuSK抗体価と臨床像が著しく相関した動きをすることなどから、抗MuSK抗体の測定は抗 MuSK抗体陽性重症筋無力症の確定診断のみならず、臨床経過の観察や治療方針を立てる上での指標として有用である.

基準値: 0.02nmol/L 未満

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管


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