抗TIF1-γ抗体, 

測定法:EIA法(平成29年6月16日より)

外注会社:LSI

臨床的意義
DM患者のおよそ2〜3割に認められるといわれ、抗核抗体検査の染色型としてはspeckledまたはhomogenousが対応しますが、比較的低力価にとどまるといわれています。抗Mi−2抗体と同様に他の自己免疫疾患で陽性になるケースは少ないとされていますが、悪性腫瘍合併のDMで高頻度で認められ陽性率は50〜75%という発表もあります。また、小児DMの2〜3割が本抗体陽性とされ、現状で行われている自己抗体検査で最も高い陽性率を有していると考えられており、本抗体陽性の小児DMはGottron徴候や皮膚潰瘍などの皮膚徴候が顕著であるといわれています。なお、小児DMにおいては悪性腫瘍との関連はないとの報告があります。

基準値: 
陰性(-) インデックス値 32未満 
      

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管


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