便中ヘモグロビン, fecal occult blood
平成17年4月1日より中央検査部実施

平成17年3月31日まで 外注会社:MBC 測定法:RPHA法

臨床的意義
 便中ヘモグロビン検査はヒトヘモグロビンを特異的に検出する免疫便潜血検査で、食事による影響を受けにくい長所をもつ。RPHA法・ラテックス凝集法があり、どちらもスクリーニング検査として広く使用されている。免疫法は、潜血反応で用いられるオルトリジン法やグアヤック法などの化学法に比して感度・特異度ともに良好で、食物中の血液、鉄分等との交差反応はほとんどないとされている。しかし食道や胃の出血では、ヘモグロビンの抗原性が失われる場合もあり得る。便潜血陽性者に対しては、まず免疫法を行い下部消化管出血をまず考え、大腸内視鏡や注腸造影を行う。大腸に出血源のない場合には上部消化管の検索もすすめる。

高値を示す病態
 消化管出血:大腸癌、潰瘍性大腸炎、クローン病、胃・十二指腸潰瘍、胃癌、食道癌、急性胃病変、憩室炎、腸結核、消化管寄生虫症、痔疾、歯肉出血など

測定原理:ラテックス免疫比濁法

測定機種:OC-SENSOR PLEDIA(栄研化学)(令和4年3月22日から)
     OC-SENSOR DIANA(栄研化学)(平成26年2月12日から令和4年3月21日まで)
     OC-SENSOR neo(栄研化学)(平成26年2月11日まで)

基準値:陰性(-) ,100ng/mL 以下

相関:令和4年2月25日

   平成26年2月13日


採取容器:専用/便Hb

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