免疫グロブリン遊離L鎖κ/λ比
測定法:ラテックス凝集比濁法(令和2年4月1日より)
ネフェロメトリー法(令和2年3月31日まで)
外注会社:LSI
臨床的意義
血清中のκFLCとλFLCを特異的かつ高感度に検出できることから単クーロン性ガンマグロブリン血症の診断率が既存の測定方法より向上し、特に従来の検査ではM蛋白を検出することが困難であった非分泌性骨髄腫やALアミロイドーシスを診断する能力が高くなる。半減期が完全型免疫グロブリンより短いことから病勢をリアルタイムに反映する。血清中のFLCは腎機能の影響を受けないため病勢を正確に反映する。
基準値:κFLC 3.3〜19.4 mg/L λFLC 5.7〜26.3 mg/L κ/λ ratio 0.26〜1.65(令和2年4月1日より)
κFLC 2.42〜18.92 mg/L λFLC 4.44〜26.18 mg/L κ/λ ratio 0.248〜1.804(令和2年3月31日まで)
採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管