アレルゲン刺激性遊離ヒスタミン(食餌系)
中止:平成30年3月31日まで

測定法:細胞反応測定法

外注会社:塩野義

臨床的意義
 ヒスタミンは、気管支平滑筋の収縮、血管系の収縮あるいは弛緩、腺分泌の増加などの作用を有する生理活性アミンであり、即時型アレルギー(I型アレルギー)反応を惹起する化学伝達物質として重視されている。血液中のヒスタミンの大部分は肥満細胞および好塩基球内の顆粒に存在し、アレルゲンや薬剤の刺激を受けて脱顆粒・放出される。各種アレルギー疾患において血漿ヒスタミン値の上昇が観察されており、即時型アレルギーの存在を証明する一助となる。もっとも、ヒスタミンの臨床的価値は原因アレルゲンの推定を目的とする場合により高く、分離採取した患者末梢白血球を用いたヒスタミン遊離試験が知られている。これは末梢白血球をアレルゲンとともにインキュベートすることによって細胞浮遊液中に放出されるヒスタミンを定量するものである。 

基準値:  陰性

採取容器:
塩野義(4

アレルゲンの内容
牛乳、卵白,大豆、小麦、米、豚肉、牛肉、エビ、カニ、マグロ

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