MAST-36
平成28年9月30日よりMAST-36
平成28年9月29日までMAST-33
外注会社:BML
測定法:EIA法
臨床的意義
多くのアレルギー患者は、その血清中にアレルゲン特異性が異なる多種類のIgEを持つことが知られており、患者血清中のアレルゲン特異的IgEレベルの測定はアレルギーの診断、治療に有益である。
同時多項目(陽性頻度の高い主要な36種類のアレルゲン)測定が可能で、高感度・高測定域のアレルゲン特異的IgEを測定できる。少ない血清量で検査可能であるので、小児等において患者負担が軽減される。
基準値: 1.39ルミカウント以下
1.00×100ルミカウント 以下(MAST-22)
判定基準
クラス | LC(ルミカウント) | 判定 |
6 | 160以上 | 陽性 |
5 | 120〜159 | 陽性 |
4 | 58.1〜119 | 陽性 |
3 | 13.5〜58.0 | 陽性 |
2 | 2.78〜13.4 | 陽性 |
1 | 1.40〜2.77 | 疑陽性 |
0 | 0〜1.39 | 陰性 |
相関
MAST33とCAPとの相関 MAST33とMAST26との相関
採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管
アレルゲンの一覧
イネ科食物花粉 | オオアワガエリ、ハルガヤ、カモガヤ※ | |
雑草花粉 | ブタクサ混合物T、ヨモギ | |
樹木花粉 | スギ、ヒノキ※、ハンノキ※、シラカンバ※ | |
室内塵、ダニ | コナヒョウヒダニ、ハウスダストT | |
真菌類(カビ) | ペニシリウム、クラドスポリウム、カンジダ、アルテルナリア、アスペルギルス | |
動物上皮 | ネコ皮屑、イヌ皮屑 | |
食餌系 | 小麦、大豆、米、マグロ、サケ、エビ、カニ、チェダーチーズ、ミルク、牛肉、鶏肉、卵白、ソバ※、ピーナッツ※ | |
その他 | ラテックス※ | |
※ MAST 26のアレルゲンに追加されたアレルゲン |