IV型コラーゲン・7S, type IV collagen・7S
測定法:RIA 2抗体法
外注会社:SRL
臨床的意義
基底膜構成成分であるIV型コラーゲンは,N末端ペプチド部分の7Sドメインであり,蛋白分解酵素の影響を受けにくいため血中では安定している。主に肝線維化のマーカーとして用いられ,肝疾患の慢性化に伴い,肝において増生・蓄積される線維化の量を知ることは,疾患の治癒や,予後の判定に極めて重要である。また,特に肝線維化の比較的初期から上昇する他の線維化マーカーより優れている。
異常値を示す疾患
高値疾患: 慢性肝炎(活動性)・肝硬変・肝癌
基準値: 0〜6 ng/mL
採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管