EGFRタンパク(免疫組織化学染色法による上皮増殖因子受容体蛋白の検出)
, (Epidermal growth factor receptor)
令和4年12月21日より契約中止
測定法: 免疫組織化学染色法(IHC法)
外注会社:BML
臨床的意義
「EGFR陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」の治療薬として、アービタックスR注射液(一般名:セツキシマブ)が発売されている。本薬剤の投与対象患者選別にあたっては、病理組織におけるEGFR蛋白の発現を免疫組織化学染色法(IHC法)を用いて評価することが必要とされており、大腸癌治療方針選択のための検査となっている。
検体必要量・保存方法:BML(EGFR外/生化
@ 病理組織未染標本3枚(厚さ:4μm、シランコートスライド使用。提出の際は、下記スライドケースに入れてください)
保存方法:常温
A 病理組織検査用パラフィンブロック(腫瘍組織を含む検査に適した部位)
保存方法:常温
利用上の注意
●EGFR染色の結果判定と解釈
陰性…全ての腫瘍細胞において細胞膜への染色が認められない。
(腫瘍細胞の陽性率=0%)
陽性…染色態度が、連続性或いは不連続性に関わらず、腫瘍細胞の細胞膜に染色が認められる。
(腫瘍細胞の陽性率>0%) (注1,2 参照)
注1) 腫瘍細胞の細胞膜に僅かでも陽性シグナルが認められた場合、判定は「陽性」となります。
注2) 判定において「シグナルのパターン(連続性、全周性)」や「シグナルの強度」は問われません。