メラノーマ PD-L1タンパク(IHC)28-8

測定法: タンパク免疫染色(免疫抗体法)

外注会社: BML(令和元年5月29日より)

臨床的意義
 
本来、身体に有害な病原体や癌などの異常細胞は、NK細胞やT細胞などの免疫細胞によって排除されています。しかし一部の癌細胞は自己防衛のためPD−L1という物質を発現し、T細胞が持つ免疫抑制もしくは停止スイッチのPD−1に結合し、免疫機能を阻害しています。そのため、PD−1とPD−L1の結合を阻害して、T細胞の細胞障害活性を回復させる免疫チェックポイント阻害剤が注目されています。
本項目は、特に、悪性黒色腫患者における免疫チェックポイント阻害剤の一種である「ニボルマブ(商品名:オプジーボR)」と「イピリムマブ(商品名:ヤーボイR)」の併用療法の適切な投与を行うための補助に用いる検査です。


採取容器:PDL1外 スライド4枚

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