体表面電位図 MAP
体の前面と背面に約100個の電極を取り付け、心電図を記録します。
各電極で同時に心電図を記録し、心臓の興奮の伝わり方をより詳しく調べる検査です。
心筋梗塞や伝導障害、またWPWや心室性期外収縮といった不整脈の精査に有用です。

検査方法
前胸部および背面をメジャーで測り水性のマジックで印を付け、電極を取りつけます。
電極は細長いシート状で、一枚に7個の電極がついています。
これを前面と背面と合わせて13枚決められた間隔で配置していきます。
さらに胸部、手足に、9個の電極をつけます。
すべてつけ終わったら、仰向けで寝て記録をとります。
軽く目を閉じ、力を抜いて下さい。

―電極ついてる写真?

全誘導がきちんとついているか、また記録がきれいにできているか確認しながら行いますので、通常の心電図よりは記録時間が少し長くかかります。
すべてできれいな記録ができれば終わりです。電極をはずします。

電極の取り付けに時間がかかりますので、検査時間は20〜30分となります。

結果判定の指標(検査でわかること…)
記録後解析操作にて、各誘導点の同時刻における同じ高さの波形を線でむすび、地図のような電位図を作製します。
(このため別名:体表面MAP(地図)と呼ばれています)

―電位図でも入れる?

検査時の注意点・お願い…
結果は解析操作が必要となりますので、すぐには出ません。
検査には少し時間がかかりますのでお手洗いは検査前に済ませてください。
電極位置を水性のマジックで付けさせていただきます。お湯や水で拭いていただくと簡単に消えますので、ご了承下さい。

またご不明な点やご質問等あれば、検査技師に遠慮なくお申し出下さい。





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