♥ フローボリューム曲線
Flow Volume Curve;FVC |
胸いっぱい吸い込んだ空気を勢いよく吐き出し、最初の一秒間に吐き出した量を調べることで 閉塞性換気障害の有無や程度をみます。 肺気量分画と同様に勢いよく吐いたときの肺活量の測定も同時に行います。 マウスピースを口にくわえ、鼻をつまんだ状態で検査中は口だけで呼吸を行います。 患者様の努力により大きく結果が変わってきます。 技師が呼吸の合図を出しますので、合図に合わせて頑張りましょう。 |
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マウスピースをくわえ、鼻をつまみます ―ここからは口だけで、くわえた管の中の空気のみで呼吸します― 1.普段の楽な呼吸をしばらくの間続けます。 2.胸いっぱい空気を吸い込みます 3.一気に勢いよく胸の空気がなくなるまで吐き出します。 4.吐ききったら再度吸い込みます。 この流れを何回か行い、最もよい結果を採用します。 その都度技師が声を掛けて合図を出しますので合わせてください。 |
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努力性肺活量:勢いよく頑張って吐いたときの肺活量 1秒量:勢いよく胸の空気を全て吐いたとき、最初の1秒間で吐き出した空気の量。 1秒率:1秒量÷努力性肺活量 70%未満で閉塞性換気障害が疑われる。 *閉塞性換気障害とは? 炎症により気管支の壁が厚くなり、痰など粘液分泌が増え空気が通りにくくなる。 また肺胞がこわれ、弾力性を失い硬くなる。 肺気腫・慢性気管支炎・喘息など |
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・肺気量分画測定と同時におこないますので、両方で検査時間は10分前後です。 ・検査時の姿勢や患者様の努力により結果は大きく変わります。 ・背筋を伸ばして姿勢良く座り、よりよい結果をだせるよう一緒に頑張りましょう。 ・お手洗いは先に済ませていただくようお願いします。 ・当院では予約検査となっておりますので、予約時間に遅れないよう来院して下さい。 ・当日都合で検査に来られない場合は各科外来までご連絡下さい。 |