急性白血病タイピング検査

測定法:フ ローサイトメトリー法

臨床的意義
 モノクローナル抗体を用いて白血病及びリンパ腫の細胞膜 抗原を解析することによって,腫瘍細胞の帰属,分化段階由来の診断を決定する。各種マー カーとの反応性からT cell系はpre T,thymic T,mature T,B cell系はpre B,CALLB, mature Bにまた骨髄系はAML My,Mol My,APL Myに分類できる。最近のFAB分類による急性骨髄性白血病(AML)-M0や,急性巨核芽球性 白血病(M7)では,その診断に免疫学的検査が必須のものであり,またAMLと急性リンパ性白血 病(ALL)の両方の性格を併せ持つmixed linkage leukemiaは,免疫学的マーカーの検索により初めて詳細な性格づけ が可能となった。

採取容器:試験管(紺)

関連項目

リンパ球サブセット検査
B細胞表面免疫グロブリン
免疫グロブリンH・L鎖再構成
T細胞レセプターβ鎖再構成

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