シアリルLeX抗原, CSLEX
平成14年3月31日中止


測定方法 : EIA法

外注会社 : SRL

基準範囲 : 8.0 U/ml未満

臨床的意義
 
1984年Fukushimaらにより胃癌細胞を免疫原として作製されたモノクローナル抗体(CSLEX-1)により認識される抗原であり、2型糖鎖抗原に属します。各種癌細胞組織に出現し、また腎臓の近位尿細管、食道粘膜や腺などの正常組織にも存在します。 CSLEXは、進行乳癌、再発乳癌において高い陽性率を示すことが報告されています。特に、再発乳癌では再発部位にかかわらず高い陽性率を示し、CEA、CA15-3などと組み合わせることにより、陽性率が上昇するとされています。また病状の進行と一致して変動することが報告されていることから、本検査は、進行乳癌および再発乳癌の診断補助や治療効果判定の指標として有用と考えられます。

採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管

関連項目

CEA
NCC-ST-439
CA15−3
BCA225

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