サイトケラチン(CK)19mRNA(センチネルリンパ節転移迅速検査)
平成23年4月1日より院内実施平成29年5月2日中止
臨床的意義
乳癌に対する手術はすでに縮小手術が一般的に受け入れられており、乳房切除とセンチネルリンパ節生検が標準的な手術々式となりつつある。これまではリンパ節転移の有無は専ら病理組織学的診断により行われてきており、とくに術中の迅速診断はリンパ節郭清併施の要否決定に用いられてきている。しかし、転移の有無に対する迅速診断の精度は標本作製が1つの割面で行われることが多いことに加え、病理診断の精度に大きく依存することから、簡便で迅速性および精度に優れた診断法が求められてきた。CK
19mRNAは、乳癌の転移陽性リンパ節においてmRNA発現が特異的に高い遺伝子を探索し、最終的に最適な乳癌マ−カ−として選択された遺伝子である。測定方法: One-Step
Nucleic Amplification(OSNA)法
測定機器: RD-100i シスメックス(株)
基準範囲: 陰性(-)
採取容器:コニカルチューブ(50ml)
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