サイトメガロウイルス抗原(C7−HRP)


測定法: 直接酵素抗体法

外注会社: SRL

臨床的意義
 
サイトメガロウイルス(CMV)は、日本人成人の90%以上が不顕性感染している本来病原性の低いウイルスです。しかし、臓器移植後の免疫抑制状態や免疫不全患者では高頻度にウイルスが活性化し、肺炎あるいは全身感染症として重篤なCMV感染症を引き起こします。その場合にはしばしば致命的な経過をとることから、早期診断、早期治療が重要であるとされています。本検査は、ペルオキシダーゼ標識ヒトモノクローナル抗体(C7-HRP)により、CMVを特異的に検出いたします。ウイルスの動態を陽性細胞数として半定量的に捉え、臨床症状の消退とともに速やかに陰性化することから、CMV感染症の早期診断や鑑別診断および治療経過観察に有用と考えられます。

適応疾患: サイトメガロウイルス感染症

試験管:SRL(C

基準値: 陰性

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