C型肝炎ウイルス特異抗体価群別判定
平成18年6月27日より外注(BML)
臨床的意義
日本国内に分布しているおもなHCV遺伝子型をNS4領域のアミノ酸のシ-クエンスから大きく2つのグル-プ、Group1とGroup2に分ける。NS4領域はアミノ酸配列の相同性が低く、親水性のパタ-ンも異なることから、この部分のタンパクを大腸菌で発現し、精製して、c14-1抗原(Group1特異抗原)とc14-2(Group2特異抗原)が得られた。これら特異抗原を用いて、抗体をFEIA法で測定する。陰性、陽性コントロ-ルの吸光度から計算して求めたカットオフ値により判定を行う。
genotype1a、1bはGroup1にgenotype2a、2bはGroup2に対応している。
測定方法: EIA法
測定機器: エルジアF-750(平成18年6月26日まで)
測定試薬: イムチェック・F-HCV Gr-1
イムチェック・F-HCV Gr-2
基準範囲: Gr-1,Gr-2 1.0 COI 未満
Gr-1 | Gr-2 | |
グループ1 | + | - |
グループ2 | - | + |
判定保留 | + | + |
判定不能 | - | - |
但し、0.5<Gr-1/Gr-2<2の時とGr-1/Gr-2>=2の時は、グループ1
0.5>=Gr-1/Gr-2の時は グループ2
採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管
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