風疹ウイルスIgG,IgM, rubella virus IgG,IgM
臨床的意義
風疹の臨床診断の対象は、その重要性の順から、妊娠中の母親および胎児の感染、先天性風疹症候群患児の確定、風疹脳炎、そして、一般的な感染の確定、抗体保有の確認である。IgM抗体は、感染直後のみに出現するので、不顕性感染の場合に実際の感染時期を推測するのに用いられることが多い。また、この抗体は胎盤通過をしないので、この抗体の存在をもって先天性風疹症候群患児の確定診断とすることが出来る。
測定方法: 蛍光酵素免疫測定法
測定原理:
測定機器: VIDAS
測定試薬: バイダスアッセイキットRub IgG定量, Rub IgM定性
基準範囲 Rub IgG定量
10 IU/ml未満 | 陰性 |
10〜15 IU/ml | 判定保留 |
15 IU/ml以上 | 陽性 |
Rub IgM定性
0.80 TV未満 | 陰性 |
0.80〜1.20 TV | 判定保留 |
1.20 TV以上 | 陽性 |
採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管