アルベカシン, ABK (arbekacin)
薬剤部(平成25年7月31日まで）
平成25年8月1日より令和2年7月13日まで検査部で測定
令和2年7月14日よりBMLに外注委託
臨床的意義
アルベカシンはアミノグリコシド系抗生物質で，メチシリン・セフェム耐性黄色ブドウ球菌（MRSA）の産生する各種不活化酵素に安定であり，MRSAに対して強い抗菌力を有す。臨床的にはMRSAによる敗血症，肺炎に有用性が認められている。
測定方法 ： ラテックス免疫比濁法（令和2年7月13日まで）
測定機器：日本電子BM8040（平成26年3月24日より令和2年7月13日まで）
日本電子BM2250（平成25年8月1日より平成26年3月20日まで）
測定試薬：ナノピアTDMアルベカシン（積水メディカル株式会社）（令和2年7月13日まで）
相関（平成25年8月1日）
y=0.991x-0.011 R＝0.996（N=99）
副作用・中毒症状
腎障害 、耳なり、難聴
採取容器：普通試
半減期（ｈ）
成人30才以上1.5〜15h，成人30才未満0.5〜３h小児0.5〜2.5h，新生児２〜９h
注意事項
腎機能障害者の血中濃度は，半減期延滞のため上昇傾向がある。
製品名，薬剤名等：ハベカシン