キニジン
外注会社:SRL
臨床的意義
抗不整脈薬キニジンは,心筋細胞Na+チャンネルに作用し,不活化することにより自動性,興奮性および伝導速度を抑制し, また不応期を延長する。これらの作用により上室性,心室性の期外収縮と発作性頻拍に有効であり,新鮮心房細動の治療とその予防,心房細・粗動,急性心筋梗塞時の心室性不整脈の予防に用いられる。治療効果は,投与量よりも血中濃度に関係する。治療濃度と毒性発現濃度の間がきわめて狭く。生体利用率,代謝,消失は患者により異なるため,血中濃度の測定はきわめて重要である。
検査法:KIMS法(平成21年12月4日より)
FPIA法(平成21年12月3日まで)
基準値: 2.0〜6.0 μg/mL(平成21年12月4日より)
2.3〜5.0 μg/mL(平成21年12月3日まで)
採取容器:普通試