ルフィミナド


測定法: LC-MS/MS法

外注会社:MCM

臨床的意義
レノックス・ガストー症 候 群(Lennox‑Gastaut Syndrome:LGS)は就学前の小児で発症する重篤な難治性のてんかん症候群です。複数のてんかん発作型を示し、コントロールが極めて 困難とされており、強直発作(筋肉の攣縮)、脱力発作(突然の筋緊張の弛緩)欠神発作(短時間の意識消失)、強直間代発作(大発作)及びミオクロニー発作(突発的な筋肉の攣縮)などの 所見が認められます。 国内にはおよそ3,600人程度の患者が存在するとされ、抗てんかん薬やホルモン療法などによる治療が行われています。ルフィナミドは、トリアゾール骨格を有する新規化合物で、脳内のナトリウムチャネルに作用し、抗てんかん作用を示すとされています。本剤は欧米・アジア地域の20カ国以上で、利用されていますが、 平成25年5月に「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないLGSにおける強直発作及び脱力発作に対する抗てんかん薬との併用療法」に対する効能が認められ国内での利用が可能となりました。 本剤は、併用する薬剤、肝機能の低下及び食事などの影響により、血中濃度が増減することが知られており、より効果的な治療のために、血中濃度の確認をおすすめします。


治療濃度: 設定なし  μg/ml


採取容器:
普通試

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