岡山大学の歩み、社会的使命

岡山大学は、1870年の岡山藩医学館を礎に、明治期に設立された医学専門学校と、旧制第六高等学校等の伝統を受け継ぎ、1949年に新制岡山大学として誕生しました。その後、今日に至るまで、高度な知の継承と創生の拠点として、また高度な専門知識と高邁な人格を備えた人材育成の拠点として、教育・研究の事業に携わってきました。しかしながら、我が国は、近年、様々な社会の急激な変化に直面しており、このような環境下の中で大学自身もまた、この変化に対応し、新たな課題を担う人材育成の責務に応えなければならないという局面に立ち至りました。とりわけ、地域・社会の現場の課題に果敢に取り組み、グローバルな社会変化に適切に対応できる気概ある人材の育成は焦眉の課題であります。

基金のコンセプト

本学は、この教育・研究課題の達成と、さらなる充実・発展を遂げるためには、若手研究者及び学生の海外派遣促進、留学生及び日本人学生への修学支援、ダイバーシティ&インクルージョン推進等の事業を支援するための資金確保が何よりも重要であると考え、「岡山大学学都基金」を設置し、ご支援のお願いをさせていただいております。

目に見える貢献(地域・社会とともに)

本学教職員自身、たゆまぬ努力を傾注して有為な人材を育て、特色ある教育・研究をなお一層力強く推進し、これまで以上に地域・社会に貢献できるよう努力していく決意であります。さらに国際的な教育・研究の拠点としての地位を占めるべく努力を重ね、ご支援いただいた皆様とともに、真に優れたグローバルな大学として益々の発展を遂げる所存です。つきましては、卒業生をはじめ、広く地域・社会その他諸方面の皆様には、何卒、本趣意をご理解いただき、「岡山大学学都基金」へ格別のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。