岡山大学 法学部

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法学部・法学会講演会「一法曹の夢 職業と倫理」

法学部・法学会講演会「一法曹の夢 職業と倫理」

日時: 2007年 7月 5日(木)16:00~17:30
場所: 文法経 20番講義室
講師: 近藤弦之介 先生(弁護士・太陽綜合法律事務所・元岡山弁護士会会長)
演題: 「一法曹の夢 職業と倫理」

7月5日午後16時より、弁護士の近藤弦之介先生をお迎えして本年度2回目の法学部・法学会合同講演会が開催されました。講演会は、20番講義室に250名以上もの会員が参加される盛況ぶりでした。

 近藤弦之介先生は、岡山大学法文学部を卒業された大先輩であり、東京での勤務弁護士後岡山で弁護士事務所を開業され、岡山弁護士会会長などを歴任され地元で大変ご活躍されています。また、岡山大学法科大学院(当時)設立時代からロースクールにも大変ご協力をいただき、大学院法務研究科でも「企業法務」の講義を担当していただいています。今回はそうした先生の貴重なご経験を基に、「一法曹の夢 職業と倫理」という演題で講演をしていただきました。

 講演は、40年に及ぶ弁護士のご経験から、学生時代や司法試験受験のお話、弁護士の精神を培われた東京での勤務弁護士時代を経て現在までの弁護士としてのお仕事について、すすんで苦労をすることの意義について、さらに、弁護士をビジネスでなくプロフェッションとして捉えるという職業論から、弁護士の流儀と職業倫理としての奉仕性の大切さについて、また、学生諸君が夢を持つこと、人生哲学を持つことの必要性について、大変熱心にわかりやすく興味深い講演をしていただきました。

 また質疑応答では、職業を決めるということについて、また、ロースクールについての質問に、とても丁寧に語りかけるようにお答えいたただきました。もっと質疑応答を続けたかったのですが、予定時間を過ぎ夜間主コースの講義時間が迫ってきたので残念ながら講演会は終了させていただきました。特に、ご講演や質疑応答の中で、奉仕性、利他性という倫理の重要性、そして、哲学的に根本的に考えることの意義を熱くお話いただきました。