法学会・講演会 「司法は今　法律家に期待する」

法学会・講演会 「司法は今　法律家に期待する」

日時： 2006年6月13日（火）５限
講師： 久保井一匡先生（弁護士、元日弁連会長）
題目： 「司法は今　法律家に期待する」
場所： 文法経２０番講義室

講演会の様子：

講師の久保井先生は、大阪弁護士会会長と日弁連（日本弁護士連合会）会長を歴任された後、現在、弁護士をされています。講演会では、弁護士としての豊富な経験に基づき、民事裁判から刑事裁判、さらには大阪国際空港夜間飛行差止請求事件のようにご自身が深く関わられた行政訴訟について、多くの貴重なコメントをいただくことができました。

また、目指すべき法律家像や社会における法律家の役割といった大きな問題についてもお話いただき、日本の社会構造の大きな変化から、現代日本の司法の欠陥を鋭く指摘されました。そこからさらに、司法制度改革が目指すものについてもお話いただき、ロースクールの役割や裁判員制度といった最新のテーマについてお話いただくと同時に、ホリエモンや村上ファンドなどの最新事件についてもたくさんのご意見を伺うことができました。

講演会の後には、主に法曹を志望している学生から質問があり、久保井先生から大変有益なアドバイスを頂くことができました。