法学会　講演会「児童虐待防止法～何が問題となっているのか～」

法学会　講演会「児童虐待防止法～何が問題となっているのか～」

日時： 2007年1月11日（木）　7限
講師： 浅野律子　先生（弁護士、つばさ法律事務所）
題目：「児童虐待防止法～何が問題となっているのか～」
場所： 文法経２３番講義室

講師の浅野先生は、岡山大学法文学部を卒業された先輩です。現在、つばさ法律事務所に所属し、児童虐待に関する訴訟に深く携わっておられます。講演では、岡大の学生時代の話に始まり、児童虐待防止について、主として法制度の側面からお話していただきました。

児童虐待防止法の内容について詳しく解説していただいただけではなく、児童相談所などの最前線の現場の様子や、虐待の具体的な実例について、実務経験に基づいた貴重なお話をしていただきました。

また、最新の新聞記事を紹介していただき、最近多発している児童虐待やDV問題について、憲法、刑法、刑訴法などの観点から、問題点の指摘やコメントをいただき、さらに、児童虐待防止法の現行法制度上の問題点について、臨場感あふれるご意見を数多くいただきました。
最後に、我々一般人が児童虐待防止にどのように関わることができるのか、という身近な問題についても大変貴重なお話をしていただきました。