国際法講演会

講　師：　芹田　健太郎（神戸大学名誉教授・愛知学院大学教授）
テーマ：「日本の領土問題」
日　時：　2012年12月10日（月）10:25～12:10
場　所：　文法経講義棟　26番教室

　2012年12月10日（月）に国際法講演会を開催しました。この講演会は、平成24年度岡山大学「大学機能強化戦略経費」による事業の一環として、法学部の国際法関係教員が企画・実施したものです。当日、会場には250名以上の学生が集まり大盛況の講演会となりました。
　今回の講演会では、『日本の領土』（中公文庫、2010年）の著者である芹田健太郎先生をお迎えして、日本の領土問題について講演をして頂きました。領土問題に関する事実確認の難しさと重要性をはじめ、「固有の領土」概念の意味や各国の主張における政治と法の交錯といった多岐にわたる論点を実例に即してご説明いただきました。質疑応答では、防空識別圏の問題や共同管理・共同開発の可能性等、今後の展望に関わる問題にも丁寧にご回答いただき、日本外交の今一番の課題であり、しかも、ここ何十年かの日本の運命を決める外交課題を考える大変貴重な機会となりました。