倉敷の小学校で第1回「子ども選挙勉強会」を開催
岡山大学法学部の政治学系演習クラスは、倉敷青年会議所(JC倉敷)と連携し、6月10日(水)午後3時から、小学生に選挙の意義や仕組みを考えてもらう「子ども選挙勉強会」を開催しました。この勉強会は、倉敷市立南小学校で行われ、同小学校の6年生62人が参加しました。そして、法学部「現代政治論演習」の学生10名がその司会やチューターを務めました。
教材のDVDには、「選挙に行く必要はない」と主張する若者と「たとえ白票を投じるとしても投票に入った方がいい」と主張する若者の間でやりとりされるけんか腰に近い議論や、生徒会会長の模擬選挙で子どもたちが支持獲得に奮闘したり落選して涙を流す様子などが納められたリアリティあふれる映像も用いられ、単純な啓発活動に陥らず、子どもたちが多様な疑問や意見をふくらませていけるように工夫されていました。実際、「勉強会」終盤の質問時間では、驚くほど多くの子どもたちが質問しようと手を挙げ、ふだん「超」静かなゼミ風景に慣れきっていた学生たちを圧倒してくれました。
法学部の現代政治論演習では、これからも地域の人々と協力して社会貢献活動をしていくとともに、それを通じて学生自身が主体的に考え学んでいく機会を作っていこうと思っています。
なお、この催しは大変注目され、大勢のJC会員や市の選挙管理委員会から参観がありました。また、地元の倉敷ケーブルテレビが取材に来ていて、勉強会の模様は1本の番組として7月に同テレビから数回にわたって放送されました(同じ番組の繰り返し)。
<南小子ども選挙勉強会風景>