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放射線部門  
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診療放射線技師長 田原 誠司

放射線部門長 放射線部門では、エックス線やガンマ線などの放射線を使用した検査および治療を行なっています。放射線を人体にむやみに大量照射すると悪影響があることは よく知られています。しかし、放射線の性質と人体への影響を正しく理解して適正な線量以内で使用すれば安全であり、しかも病気の診断や治療を行なう上で大きな恩恵を与えてくれます。放射線部門には医学や放射線技術についての専門的な教育を受けた50名の診療放射線技師が放射線診療を行なっています。
 近年、医療分野における放射線技術科学の進歩には眼を見張るものがあります。当部門の診療放射線技師は最新の医学と医療技術に対応するため、様々な研究 や専門技師等の資格取得など日々研鑽を積んでいます。私たちは、患者様に最高の医療技術を提供するとともに、患者様中心の医療を行なうよう努力しています。患者様には安心して放射線部門で診療をお受けいただきますようお願い申し上げます。

 

一般X線撮影

一般撮影いろいろな病気やけがなどを診断するための第一段階でよく用いられる検査です。X線を利用して胸やお腹、骨や関節等をCR(Computed Radiography)やフラットパネルディテクター(FPD: Flat Panel Detector)呼ばれる最新のデジタル装置を使用してX線写真を作成します。全身のあらゆる部位を短時間で撮影することが出来ます。胸部や腹部、骨盤部等を撮影する時には専用のガウンに着替えていただきますが、金属やボタンなど写真に写るものが付いていなければ薄い下着か無地のTシャツでも撮影できます。

 

X線透視検査

X線透視X線テレビ装置を用いて胃や腸等を透視してモニターで観察しながらX線写真を撮影する検査です。バリウムを飲んでいただく胃透視はその代表的な検査です。

 

CT検査

CTCTはComputed Tomography の略です。寝台に横になっていただき、その寝台を少しづつ動かしながら体のまわりからX線をあてて、コンピューターで体の輪切り画像を作成する検査です。胸部や腹部を撮影する時には検査着に着替えていただきますが、金属など写真に写るものが付いていなければTシャツなどの薄い着衣のままでも撮影できます。体の中をより詳しく調べるために造影剤を静脈注射することもあります。腹部の検査や造影剤を使用する場合には検査前約5時間の絶食が必要です。但し、お茶や水は飲んでもかまいません。

 

MRI検査

MRIMRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略です。強い磁石と電波を使って体の内部の状態を検査する方法です。いろいろな角度から体の断面の写真を撮影することができます。MRIで使われる磁石や電波は、普通の場合は人体への影響はありません。検査着に着替えて寝台に横になり、トンネルのようなところへ入って検査します。より詳しく調べるために造影剤を静脈注射することもあります。検査前に腹部以外の検査はお茶や水を飲んでもかまいませんが、腹部検査と造影剤を使用する検査には検査前5時間の絶食が必要です。

 

核医学検査(RI検査)

核医学放射線を放出するラジオアイソトープを含んだ薬(放射性医薬品)を静脈注射して、シンチカメラと呼ばれる検査装置で画像を撮影し、病気の状態を調べる検査です。放射性医薬品を使用しますが副作用や苦痛はほとんどありません。

 

骨塩定量検査

骨塩定量寝台に横になっていただき、X線を利用して骨密度を測定します。検査は数分で終了する苦痛のない検査です。

 

血管造影検査

血管造影血管内にカテーテルという細い管を挿入して造影剤を注入、血管を撮影します。撮影のみでなく、脳動脈瘤にコイルを詰める治療や病巣に薬液を注入する治療なども行います。

 

放射線治療

放射線治療病巣に放射線(X線や電子線)を照射して治療します。病巣の範囲をX線写真やCT・MRIなどで確認し、コンピューターで照射する範囲や線量を計算して決定するため必要な部分のみに正確に放射線を照射することができます。したがって、正常な部分への照射は最少限にすることができます。

 

歯科撮影

歯科撮影口腔内や顎・顔面領域のいろいろな疾患を診断するための第一段階でよく用いられる検査です。X線を利用して歯牙・舌・上下顎骨・顎関節や唾液腺等をX線フィルムやCR(Computed Radiography)と呼ばれるデジタル装置を使用してX線写真を作成します。また、胸部や四肢等を撮影することもあり、顎・顔面領域のCT検査等も行っています。

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