[授業科目] 画像認識システム学,Image Processing and Machine Vision Systems
[授業科目の区分] 専門科目
[講義番号] 096020
[担当教官名] 早見 武人
[所属] 工学部・講師
[対象学生] システム工学科3年次生
[学期] 前期
[曜日・時限] 火曜日・4限
[講義室] 大講義室
[選択・必修の別] 選択必修
[単位数] 2単位
[概略] 画像認識とは,画像に自動的な処理を施すことによってその画像に含まれる情報を読み取る技術であり,電子機械システム製品とその生産システムの両者において広く用いられている.ここでは画像認識の機能を実現するうえで前提となる画像情報処理の考え方について,画像取得から処理の仕組みまで概説する.さらに画像中の形状を認識するシステムの実現方法について解説する.
[一般目標] 画像認識を実現するシステムを設計できるようになる.画像情報に計算処理を施すことで中の形状を抽出,認識する手順を収得する.
[科目の達成目標]

[評価方法と基準]
科目の達成目標 評価方法と基準
マシンビジョンにおける画像の概念を理解する. 中間試験,および期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
画像の二値化と領域認識技術について理解する. 中間試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
二値化画像の微分処理,細線化処理,輪郭線抽出法について理解する. 中間試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
点,直線,平面図形の認識技術について理解する. 期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
三次元空間内の点の認識技術について理解する. 期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,20%.
備考:
[受講要件] ・計算機を用いた平易な画像の加工や編集を体験しておくことが望ましい.
・微積分,線形代数の基礎知識を必要とする.
[履修上の注意] 特になし
[授業内容]
1回目 計算機と画像
2回目 ラスタ画像の二値化
3回目 ラベリング
4回目 雑音除去
5回目 エッジ処理
6回目 細線化
7回目 輪郭線抽出
8回目 点の位置の認識
9回目 試験(1回目)
10回目 直線の認識
11回目 平面図形の認識(1)
12回目 平面図形の認識(2)
13回目 三次元空間内の点の認識(1)
14回目 三次元空間内の点の認識(2)
15回目 試験(2回目)
[関連科目] この講義の前に学んでおく科目:解析学Uまたは微分積分学U,線形代数学T
[JABEE 基準] システム工学科の学習・教育目標のうちの,F:生産システム,ロボットシステムの運用,管理,安全,および,知的システムに関する基礎を理解し応用する能力に対応する.
[アンケート] 授業評価アンケートを行う.
[教材] 教科書:大崎紘一,神代充,宗澤良臣,梶原康博共著 「画像認識システム学」 共立出版.
[相談時間] 講義終了後,または随時来室のこと.
[連絡先] 工学部5号館3階304号室
内線:8057,Eメールアドレス:hayami◎sys.okayama-u.ac.jp
[備考]  

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