[授業科目] 材料力学,Material Strength
[授業科目の区分] 専門科目
[講義番号] 096034
[担当教官名] 宗澤 良臣
[所属] 岡山大学大学院自然科学研究科(工学部システム工学科) 講師
[対象学生] システム工学科・2年次生
[学期] 後期
[曜日・時限] 木曜・1限
[講義室] 工学部・4番講義室
[選択・必修の別] 必修
[単位数] 2
[概略] 機械や構造物を設計するには,外力による部材の変形や材料内部に生じる応力の状態を知る必要がある.そこで,引っ張り,曲げ,ねじりなどの外力の下での個体の弾性変形について講義を行う.
[一般目標] 材料に生じる応力,応力を受けることによるねじれや曲げを理論的に求める方法を習得するとともに,演習により応用力を身につける.
[科目の達成目標]

[評価方法と基準]
科目の達成目標 評価方法と基準
様々な条件下での引張・圧縮・せん断応力とひずみの求め方を習得する. レポート,演習および中間試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,30%.
応力−ひずみ曲線について理解する. レポート,演習および中間試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
丸軸のねじりによる応力の求め方を習得する. レポート,演習および中間試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
はりにかかる荷重より,せん断力,曲げモーメントおよびたわみの求め方を習得する. レポート,演習,期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,40%.
組合せ応力,座屈について理解する. レポート,演習および期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
備考:
[受講要件] 微分,積分,力学(物理)に関する基礎的な知識を必要とする.
[履修上の注意] 特になし
[授業内容]
 1回目 ガイダンス,引張応力とひずみ
 2回目 せん断応力とひずみ,弾性変形と塑性変形
 3回目 フックの法則,応力−ひずみ曲線,ポアソン比
 4回目 熱応力,自重による応力,衝撃荷重による応力
 5回目 応力集中,内圧による応力
 6回目 ねじり
 7回目 中間試験
 8回目 はりの種類と支持の方法,反力の計算(1)
 9回目 反力の計算(2)
10回目 せん断力と曲げモーメント(1),SFDとBMD(1)
11回目 せん断力と曲げモーメント(2),SFDとBMD(2)
12回目 曲げモーメントと応力,断面2次モーメント
13回目 断面係数,はりのたわみ
14回目 組合せ荷重,モールの応力円,座屈
15回目 期末試験
[関連科目] この講義で得た知識は,システム工学科で学ぶ全ての講義に関連する.また,卒業研究において,実験器具の製作に役立つ.
[JABEE 基準] システム工学科の学習・教育目標のうちの,D:システム工学の基礎として数学,力学,物理学,および, 機械工学の基礎を理解し応用する能力に対応する.
[アンケート] 授業評価アンケートを行う.
[教材] 教科書:小山信次,鈴木幸三,「はじめての材料力学 第2版」,森北出版,2,200円
[相談時間] メールで受け付ける.内容によっては,メールで相談時間を決定する.
[連絡先] 自室番号:工学部5号館4階405号室
電話番号:251-8060
電子メール宛先:munesawa◎sys.okayama-u.ac.jp
[備考] 研究活動との関連:
担当教員は工学部機械工学科を卒業しており,日本機械学会などに所属している.また,実験装置での製作では強度計算などを行ったこともあり,材料力学の担当が可能である.
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