[授業科目] 認知工学,Cognitive Engineering
(生産システム標準化論)
[授業科目の区分] 専門科目
[講義番号] 096054
[担当教官名] 村田 厚生
[所属] 大学院自然科学研究科・教授
[対象学生] システム工学科・3年次生
[学期] 後期
[曜日・時限] 水曜・2限
[講義室] 工学部・1番講義室
[選択・必修の別] 選択
[単位数] 2
[概略] 本講義では,人間の感覚・知覚,認知,運動特性を理解し,これを使いやすい製品やシステム作り,さらにはヒューマン・エラー防止に役立てる技術について講義する.
[一般目標] 標準化によって生産や作業の効率化がいかにして得られるかを習得する.
[科目の達成目標]

[評価方法と基準]
科目の達成目標 評価方法と基準
人間−機械系の基礎について理解する。 授業態度,中間試験にて評価する。成績に対する評価の重みは,10%。
人間の認知情報処理の基礎について理解する。 授業態度,中間試験にて評価する。成績に対する評価の重みは,10%。
人間の感覚・知覚過程について理解する。 授業態度,中間試験にて評価する。成績に対する評価の重みは,10%。
人間の記憶・思考について理解する。 授業態度,中間試験にて評価する。成績に対する評価の重みは,10%。
人間の推論過程について理解する。 授業態度,期末試験にて評価する。成績に対する評価の重みは,10%。
認知科学の知見を活用した認知工学に基づく人間と機械の調和やエラー防止をじつげんするための方法論を理解する。 授業態度,期末試験にて評価する。成績に対する評価の重みは,25%。
認知工学に基づくマン−マシン・システムのデザインやものづくりの方法論を理解する。 授業態度,期末試験にて評価する。成績に対する評価の重みは,25%。
備考:
[受講要件] 知能ロボット運用論,生産システム基礎論を履修し,企業の組織構造,生産管理に関する基礎知識を修得していることが望ましい.また,工学インターンシップ等を利用して,企業の製造現場を理解していることが望ましい.
[履修上の注意] 講義に必ず出席し,活発に質問すること
[授業内容]
1回目 人間−機械系1
2回目 人間−機械系2
3回目 人間の認知情報処理の基礎1
4回目 人間の認知情報処理の基礎2
5回目 人間の感覚・知覚過程1
6回目 人間の感覚・知覚過程2
7回目 人間の記憶・思考・推論
8回目 中間試験
9回目 認知工学による人間と機械の調和の実現
10回目 認知工学によるヒューマン・エラーの防止1
11回目 認知工学によるヒューマン・エラーの防止2
12回目 認知工学による人間−機械系の設計論1
13回目 認知工学による人間−機械系の設計論2
14回目 認知工学による人間−機械系の設計論3
15回目 期末試験
[関連科目] この講義は,知能ロボット運用論,生産システム基礎論,画像認識システム学に関連している.
[JABEE 基準] システム工学科の学習・教育目標の J:システム工学の高度な教育・研究を望む学生に対して,大学院自然科学研究科博士前期課程, 博士後期課程でさらに専門的な講義と研究を受けるために必要な知識と応用能力に対応する.
[アンケート] 2回目の試験において自己の達成度に関するアンケートを行うので,日頃からそのことを頭に入れて受講すること
[教材] 村田厚生「ヒューマン・エラーの科学-失敗とうまく付き合う法-」日刊工業新聞社(2300円)
[相談時間] 午後5時以降(但し,会議等の予定が入っている時間帯は除く)
[連絡先] 自室番号:工学部5号館3階302号室
電話番号:251-8055
電子メール宛先:murata◎iims.sys.okayama-u.ac.jp
[備考]  

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