[授業科目] ディジタル電子回路,Digital Circuit
[授業科目の区分] 専門科目
[講義番号] 096026
[担当教官名] 前山 祥一
[所属] 大学院 自然科学研究科・講師
[対象学生] システム工学科・3年次生
[学期] 前期
[曜日・時限] 金曜・1限
[講義室] 工学部・4番講義室
[選択・必修の別] 必修
[単位数] 2
[概略] 近年,急速に身の回りには,数字の表示だけでなく,機能のディジタル化が 進められて,携帯電話,電卓,時計,テレビ,カメラから計算機までディジタル製品が増えてきた.この科目 では,ディジタル化の意味,ディジタル回路の基礎から計算機応用まで,システム技術者にとって必須の実用 回路を身につけることをねらいとする.
[一般目標] この講義では,ディジタル回路について,ゲートから,シュミット,マル チバイブレータ,フリップ・フロップ,カウンタ,ディスプレイ,マイコン回路までの主なディジタルIC の機能を学習するとともに,ハードウェアとして使いこなすための実用的な設計法を修得する.
[科目の達成目標]

[評価方法と基準]
科目の達成目標 評価方法と基準
論理ゲート,MIL記法,論理回路の描き方を理解する. 中間試験,および,期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,15%.
ブール代数,カルノー図を用いた組み合せ論理回路の設計方法を身につける. 中間試験,および,期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,15%.
加減算器,エンコーダ/デコーダ,マルチプレクサ等の組み合せ回路の応用例を学習する. 中間試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,25%.
順序回路の基本となるラッチやフリップフロップについて理解する. 期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
状態遷移図などを用いた順序回路の設計方法を身につける. 期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,15%.
カウンタ回路等の順序回路の応用例を学習する. 期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
ディジタルICの種類,動作原理,特性などを学ぶ. 期末試験にて評価する.成績に対する評価の重みは,10%.
備考:
[受講要件]
[履修上の注意]
[授業内容]
1回目 ディジタル回路の基本(ディジタルとは,論理ゲート等)
2回目 ブール代数とカルノー図
3回目 MIL記法と論理回路の描き方
4回目 組合せ論理回路の設計
5回目 ディジタルICの種類と動作原理
6回目 ディジタルICの特性とインタフェース
7回目 複合ゲート(エンコーダ/デコーダ,マルチプレクサ等)
8回目 中間試験
9回目 フリップ・フロップ
10回目 順序回路の設計
11回目 カウンタ
12回目 メモリ
13回目 演算回路
14回目 表示回路
15回目  VHDL
16回目 期末試験
[関連科目] メカトロニクス基礎論と電子回路
[JABEE 基準] システム工学科の学習・教育目標のうちの,E:情報処理,電子回路,電気回路に関する基礎を理解し 応用する能力に対応する.
[アンケート] 期末試験時に授業評価アンケートを行う.
[教材] 教科書:ディジタルIC回路の基礎,松田 勲/伊原充博 著,技術評論社
[相談時間] 講義終了後.
[連絡先] 自室番号:総合研究棟503号室
電話番号:251-8232
電子メール宛先:maeyama◎sys.okayama-u.ac.jp
講義ホームページアドレス:
http://usm.sys.okayama-u.ac.jp/~maeyama/Class/Digi_circuit/Digital_Circuit.html
 [研究活動との関連] 担当教員は,移動ロボットの研究でディジタル電子回路の開発を行っており,当該授業とは密接な関連がある.  
[備考]   

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